ラゲール・ガウスモード
このモードは円筒座標系(r、θ、z)において、z軸方向に伝搬する光ビームをスカラー場で
で表す。関数fはzに関して穏やかに変化すると仮定すると、ヘルムホルツ方程式は、
のようにかける。z軸から離れると指数関数的に減衰する近軸解、
を考えて、ヘルムホルツ方程式に代入すると、
に分けられる。第一式においてρ=αr^2の変数変換をすると、
これらの式とラゲールの陪微分方程式と比較すると、
動径関数はラゲールの多項式Lmnを用いて
で与えられる。第二式、第四式に関しては以下のようにすぐに解くことができ、第四式を第三式に代入して解くと、
となる。
以上より、円筒座標系における光ビームの固有モードであるラゲールガウスビームの複素振幅は、
が得られる。ラゲールガウスビームの強度分布は、
となる。以下にいくつかの伝搬モードに関して描写する。