Optical Coherence Tomography



(1)OCT方式

この節では原理説明のまえにOCTといってもいくつか方式があり、大きく分類すると、形態計測と機能計測に分けられる。

大分類  中分類  構成  メリット/デメリット 
 形態計測     Time Domain-OCT
(TD-OCT) 
 
   ・波長、測定レンジの自由度が高い
・参照ミラーを動かす必要があるので、計測時間が非常にかかるという問題がある 
 Fourier Domain OCT
 (FD-OCT)
 Spectral Domain-OCT
(SD-COT)
・TD-OCTと比較して
@感度が100倍以上高い
A参照ミラーを動かさないので高速化可能
・水の吸収が小さい〜1umで構成しやすい
 
・Pixel数の多いディテクタはシリコン系(λ<1000nm)に限られてしまう
     ↓
散乱の強い対象物には不向き
 
 Swept Source-OCT
(SS-OCT)
  TD-OCTと比較して
@感度が100倍以上高い
SD-OCTと比較して
@ディテクタを選ばない
A高速化が可能
B動きに強い
 
OCT装置の性能の多くが光源の特性に依存する 
 Full Field-OCT     
 機能計測    Functional-OCT     
 Doppler-OCT     
 Polarization Sensitive-OCT     
 参考  OCTで用いられる波長