Carbon Nano Tube(CNT)には構造の分類において多くの種類が存在している。まずその分類を行う。
- Single Walled Carbon Nano Tube (SWNT)
- Multi Walled Carbon Nano Tube (MWNT) SWNTの多層構造 SWNT中にSWNTが入り込んでいる構造。
- その他の構造 SWNTの中にフラーレンが入っている状態。 途中でSWNTが歪んでしまったもの。
大きく分けると以上のようになる。
次に、CNTの構造について簡単に説明する。
上の図の解説をすると、
- CNTとはグラファイト(黒鉛)を巻いたものである。
- chiral vectorとは原点を一つ決め、終点を二つのベクトルを指定すればいいので、それによってベクトル表示したものです。
- はtranslational vectorといって、原点からchiral vectorに垂直に伸ばし、はじめて格子点と重なるまでのvector。
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- は(2m+n)(2n+m)の最大公約数。
- 単位胞内の原子(Translational vector と Chiral vectorに囲まれた長方形内に存在する原子の数。)
- 炭素原子は一つの正六角形に二つはいっているので、何個の正六角形があるかは以下の式で表現される。
- 外積は面積を表すことを思いだそう。
他にも色々と決定しないとならないパラメーターがあるが、必要ならば随時更新する。